■エッセイ『懐かしい時の空間物語』 記事一覧



 

憧れの1本
私には憧れのペンがあります。
それは、ヤード・オ・レッドというイギリスメーカーのペンです。

1822年に発明された繰出し式ペンシルのデザインが今日まで継承されており、ペンシル芯の繰り出しギミックはレトロ極まりなく、スターリングシルバーを使用した外見がなにより美しい、筆記具好きにはなんとも心躍る1本なのです。
ヤード・オ・レッドの中でもビクトリアンというとても美しい柄があります。
1本1本職人の手彫りで仕上げられており、彫りの深さなどによって雰囲気が異なるのも魅力的で、出会いはまさに一期一会です。
以前、店頭のビクトリアン柄を見比べていた時に面白い発見がありました。通常のビクトリアンの柄とは、ん?何か違うぞ…。普段見慣れている柄とは少し違う個性的でダイナミックな彫り。一緒に見ていたスタッフと「これを彫った職人さんはきっと…」などと遠く離れたイギリスの職人さんの人柄にまで話が発展しました。

スターリングシルバーの優しい輝きを放つ優美なヤード・オ・レッドのペンは、そうした職人さんの性格なども見え隠れする、心温まるペンです。

いつかは自分の手元に迎えたいなと、日に日に想いを募らせています。

(S)







港区南青山5-13-11 パンセビル1階
Phone:03-3400-3377
Open:11:00am > 20:00pm 無休